中国新車販売、11.8%増の222万台…減税効果で2桁増 10月

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中国汽車工業協会は11月11日、中国における10月の新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は、222万1600台。前年同月比は11.8%増と、2か月連続で前年実績を上回った。

中国新車販売が、2桁増となったのは、10か月ぶり。中国政府は9月下旬から、排気量1.6リットル以下の小型車に対する自動車取得税の減税を開始。この効果で、新車需要が盛り返した。

日系メーカー3社の10月実績では、日産自動車が10万9600台を販売。前年同月比は16.8%増と、2か月連続で前年実績を上回った。商用車の販売低迷が長引く中、10月は乗用車では、『シルフィ』が4割増と伸びた。

トヨタは10万3400台を販売し、前年同月比は1.2%減と、7か月ぶりの前年実績割れ。これは、2014年夏にモデルチェンジした主力セダンの『カローラ』の販売は好調だったが、『カムリ』や『RAV4』が落ち込んだため。

ホンダは8万3111台を売り上げ、前年同月比は25.2%増と、8か月連続で前年実績を上回った。『CR-V』の販売が、前年同月比25.9%増の1万6188台と、4か月連続で増加。新たに投入された『ヴェゼル』も、1万0295台と支持を集めた。

中国の2014年の新車販売は、商用車と輸出を含めて、前年比6.9%増の2349万1900台。2年連続で2000万台を突破すると同時に、米国を上回り6年連続で世界一に君臨した。2015年1-10月は、1927万8100台を販売している。

《森脇稔》

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