サンディスク、産業用NANDフラッシュストレージ出荷開始…インダストリアルIoTに対応

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サンディスク・インダストリアルシリーズ
サンディスク・インダストリアルシリーズ 全 7 枚 拡大写真

サンディスクは11月12日、産業用NANDフラッシュストレージ『サンディスク・インダストリアル』シリーズの出荷を開始したと発表した。産業分野で急速に拡大するIoT(モノのインターネット)に対応するための耐久性と信頼性をメーカー保証しているのが特徴。

サンディスク・インダストリアルシリーズはiNAND組み込みフラッシュドライブ(EFD)、SDカード、マイクロSDカードの製品で構成される。最大容量は64GBで、最大128TBW(書き込みテラバイト)が可能。このうちiNANDとSDカードには-40~-85度の温度環境下でも作動する『XT』仕様も用意されている(通常仕様は-25~-85度の設定)。

サンディスクでプロダクトマーケティングディレクターを務めるラッセル・ルーベン氏は「インダストリアルIoTは今後、急拡大していく分野と考えており、これまで想定していなかったようなアプルケーションやデバイスがどんどん出てくるだろう。その際には必ず何らかの形でメモリーが必要になってくる」と指摘。

その上で「サンディスクはメモリーからコントローラー、ファームウェアに至るまで自ら設計・開発し、自社の工場で生産する完全垂直型ビジネスを展開しているため、すべてのプロセスや品質を他社に頼ることなくコントロールすることが可能で、信頼性の高い製品を顧客に提供できる。さらに自前で行っていることで顧客が求める仕様や長期間にわたっての製品供給の対応も可能になっている」と強調した。

サンディスクはすでにサンディスク・インダストリアルシリーズで複数メーカーと連携し、製品出荷を行っているという。今後も工場アプリケーションを始め公共サービス、医療機器、監視カメラシステム、エネルギー管理など様々な分野への製品提供を見込んでいる。

《小松哲也》

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