【SUPER GT 最終戦】GT500のポールはレクサスのカルダレッリ&平川が獲得…王座最前線のGT-R勢に明暗

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
GT500のポールを獲得した#37 レクサスRC F。
GT500のポールを獲得した#37 レクサスRC F。 全 8 枚 拡大写真

SUPER GTシリーズ最終戦の公式予選が14日、栃木県のツインリンクもてぎで行なわれ、GT500クラスのポールをレクサスのアンドレア・カルダレッリ&平川亮が獲得した。同クラス王座争い首位のインパルGT-Rは5位、2点差で追うニスモGT-Rは12位。

【画像全8枚】

原則全車ノーウエイトハンデとなる最終戦(GT300クラスの一部マシンにはウエイトハンデが残る)、ドライでの全速勝負を見たいところではあったが、予選日は大方の予想通りウエットコンディションとなった。2段階ノックアウト方式予選は午後2時に開始されたが、GT300クラスのQ1に続いて行なわれたGT500のQ1の際には、最初はそれほど強くはなかった雨が次第に勢いを増す傾向に。そのなかで王座戦線トップを争う2台の日産GT-Rが明暗を分ける。

GT500ドライバーズタイトル争い首位の#12 カルソニック IMPUL GT-R(安田裕信&J-P.デ.オリベイラ/ブリヂストン=BS)は6位でQ2進出を決めるが、現在2点差で2番手の#1 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生&R.クインタレッリ/ミシュラン=MI)は12位でQ1落ちを喫したのだ。タイヤ戦争があるSUPER GTでは、雨になると、その時の雨量にちょうどいいタイヤが持ちこんだなかにあるか、ないか、あるいは履いて出たタイヤに雨量変化が合うか、合わないか、という部分がどうしても影響してくる。この日はミシュラン勢に運が味方しなかった。もう1台のMI装着車で、王座獲得可能圏にいる6台のうちの一角、#46 S Road MOLA GT-R(本山哲&柳田真孝)も13位でQ1落ち。

Q2に進出した8台のタイヤはBSが6台、ダンロップ(DL)とヨコハマ(YH)が各1台という内訳。そしてポールをかけて争われたQ2で、#12 GT-Rは5位に入った。その#12 GT-Rを他のチャンピオン争い圏内3車が取り囲むような形勢の予選順位となり、3位が#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(山本尚貴&伊沢拓也/BS)、4位は#36 PETRONAS TOM’S RC F(伊藤大輔&J.ロシター/BS)、6位に#38 ZENT CERUMO RC F(立川祐路&石浦宏明/BS)。#100と#36は優勝が、#38は2位が王座獲得の最低条件で、しかも#12と#1の結果次第。それら状況を総合的に考えると、GT500ドライバーズチャンピオン争いに関しては、予選を終えた現段階でポイント首位の#12 GT-Rが優位を拡大したといえるだろう。

そしてフロントローにはチャンピオン争いには絡んでいない2台が並んだ。ポールは#37 KeePer TOM’S RC F(A.カルダレッリ&平川亮/BS)、2位は#64 Epson NSX CONCEPT-GT(中嶋大祐&B.バゲット/DL)。

「もちろん、ベリーナイスフィーリングだよ。開幕戦と最終戦のポールを我々が獲れたことは、とてもいいことだ」とカルダレッリ(Q1担当)。#37 RC Fはポール・トゥ・ウインした開幕戦以来今季2度目のポールだが、カルダレッリが「開幕戦と最終戦」を強調するのは、いずれもノーハンデ勝負だからだ。イコールコンディションでのポール獲得こそ速さの証明といえるため、この“ポールポジションによるサンドイッチ”には、Q2を担当した平川ともども、ドライバーとしての満足感の高さがあるはず。開幕戦を勝ったことでウエイトハンデに苦しむことになり、それだけが理由ではないが、最終戦までタイトル争いに残れなかった悔しさを晴らした、という部分も彼らにはあったことだろう。

予選5位の#12 GT-Rは、当面最大のライバル(#1 GT-R)が12位に沈んだこともあり、王座に一歩前進。#12 GT-Rの安田は「朝の練習から雨でのマシンパフォーマンスがもうひとつ出せていなくて、タイム的に(朝は)9位と(Q1通過に向けて)ギリギリなところもあったので、(自分がQ1通過を決められて)よかったです。とりあえずはホッとしました」と語る。GT500初王座に向けての決勝となるが、「緊張は(当然)いつもありますし、いつも以上にということはないですよ。(#1 GT-Rが後ろになったとはいえ)明日も自分たちのレースをするだけです」。オリベイラとともに頂点を目指す。

GT300クラスは既に王座争いの決着がついているため、まさにこの一戦勝負というかたちになるが、ポールを獲得したのは#31 TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀&中山雄一/BS)だった。#31 プリウスも今季2回目のポール。

GT300クラス予選2~6位は以下の通り。
2位 #11 GAINER TANAX SLS(平中克幸&B.ビルドハイム/DL)
3位 #0 グッドスマイル 初音ミク SLS(谷口信輝&片岡龍也/YH)
4位 #25 VivaC 86 MC(土屋武士&谷川達也/YH)
5位 #88 マネパ ランボルギーニ GT3(織戸学&平峰一貴/YH)
6位 #33 Excellence Porsche(坂本祐也&山下健太/YH)

A.クートのドライバーズタイトルとチーム部門タイトルの獲得を決めている#10 GAINER TANAX GT-R(クート&千代勝正/DL)は予選8位。また、今回はホンダCR-Z GTのGT300最終走ということにもなるが、#55 ARTA CR-Z GT(高木真一&小林崇志/BS)は予選13位だった。

決勝250kmレースは、明日(15日)の午後1時40分にパレードラップスタート予定。GT500クラス王座の行方が決まる今季最終決戦、緊迫の攻防となることは必至だ。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ピックアップトラックの荷台に、積載型キャンピングキャビン「INFINITY 01」発表…Moon Star Export
  2. 8月から車検が変わる…ヘッドライトの「黄ばみ」に注意! DIYよりプロに相談
  3. 日産『プリメーラ』、EVで約20年ぶりに復活…フィリピンモーターショー2026
  4. スズキ、『ジムニー シエラ GOZEL』初公開へ…6月14日「ジムニーサンライト2026」
  5. ダイハツ『ロッキー』が3列7人乗りSUVに!?「ロッキースペース」登場の可能性は
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. 自動車メーカーの体験拠点、5タイプで整理…都心ショーケースから大型複合まで
  3. ダイフク、520億円の成長投資でマザー工場再開発とドイツ企業買収…2030年に売上高1兆円へ
  4. ボルボカーズ、2028年以降の車両にアプティブのGen 8レーダー採用へ…悪天候や複雑な市街地でも高精度センシング
  5. 中国勢にも対抗する競争力のあるSDV開発に必要なものとは…アステモサイプレモス 木村篤仁氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る