電動ハーレーは市販化に向け開発中…ハーレーダビッドソン上席副社長

モーターサイクル 企業動向
ハーレーダビッドソン・シニアバイスプレジデント ビル・ダビッドソン氏。インドネシア・バリにて。
ハーレーダビッドソン・シニアバイスプレジデント ビル・ダビッドソン氏。インドネシア・バリにて。 全 20 枚 拡大写真

発売前にも関わらず、一部メディアそしてユーザーのための体験試乗会を世界中で実施した『Project LIVEWIRE』(電動ハーレー)。その進捗状況について、ハーレーダビッドソン社シニアバイスプレジデント、ビル・ダビッドソン氏が語った。

「プロジェクトを発表した後、みなさんに体験していただき、そのフィードバックを受けてさらに製品開発に活かすという進め方は、従来とは若干違うアプローチです。いま言えることは、すごく情熱的に受け入れられて高く評価してもらっているということで、それはとても喜ばしいことだと思っています」(ビル・ダビッドソン氏)

いよいよ市販化が間近なのだろうか。

「市販化がいつというのは答えられませんが、製品化したときにはユーザーの声を反映した最高のものを提供できると思います。また、電動モーターサイクルを大手バイクメーカーとして一番最初に発表できたことは誇らしく思っています」(同氏)

体験試乗会『Project LIVEWIRE Experience』は、2014年6月、北米30都市でスタートすると、今年はマレーシア、さらにヨーロッパでも順次開催された。

加速スペックは、0→60mph(約96km/h)4秒以下、最高速148km/hと公表。車体重量はストリート750よりも20kgも軽い210kg。

電動であるにも関わらず、サウンドにもこだわったというから、いかにもハーレーらしい。ヘルメット越しに聞こえるのは、加速するにつれて甲高くなるジェットサウンドだった。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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