トヨタ自動車は11月18日、『SAI』などの燃料ポンプに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、ハイブリッド車のトヨタ『SAI』とレクサス『HS250h』の2車種で、2009年6月10日~2013年8月2日に製造された計9万4194台。
燃料ポンプにおいて、ポンプモータの回転数設定が不適切なため、モータブラシが振動をおこし、早期に摩滅することがある。そのため、警告灯が点灯するとともに、燃料が供給できず、エンジンによる走行ができなくなり、走行不能に至るおそれがある。
改善措置として、全車両、ポンプモータの回転数を適正化するために対策用の配線を追加するとともに、燃料ポンプを新品と交換する。
不具合は52件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。