【トヨタ プリウス 新型】エントリー車も40km/リットルの最高燃費に

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ プリウス プロトタイプ
トヨタ プリウス プロトタイプ 全 5 枚 拡大写真

トヨタ自動車はこのほど、富士スピードウェイで新型『プリウス』プロトタイプの試乗取材会を開いた。新開発手法のTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)を初適用し、最高燃費が40km/リットルに達するなどすべての面で大幅刷新を図っている。

新型車はHV(ハイブリッド車)のバッテリーを、従来のニッケル水素電池とリチウムイオン電池の2本立てとした。これによりエネルギー密度が高く、軽量化が可能なリチウムイオン電池の搭載モデルの燃費は40km/リットル(JC08モード)に達する。ガソリンエンジンを搭載した市販車では世界最高だ。

新型車では、この最高燃費モデルが価格の最も安いエントリーグレードにも設定される。HVシステム開発室の伏木俊之主幹によると「電池重量はニッケル水素が約40kg、リチウムイオンが約25kgと15kgほど軽い。この差が(両電池搭載モデル間の)燃費差に寄与している」のだ。

一方で両モデルの走りは「電池などの制御によって、同じ特性になっている」(伏木氏)という。エントリーグレードにも搭載するということで、リチウムイオン電池のコストが気になるところだが、これも「ニッケル水素とほぼ同等」にできたそうだ。開発責任者の豊島浩二・製品企画本部チーフエンジニアによると「エントリーグレード車は、燃費を重視する法人のお客様から常に一定の支持をいただいてきた」という経緯もあり、最高燃費は外せなかったという。

《池原照雄》

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