【トヨタ プリウス 新型】豊島チーフエンジニア「2段階、3段階上げて、もっといいクルマに」

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ プリウス プロトタイプ
トヨタ プリウス プロトタイプ 全 8 枚 拡大写真
トヨタ自動車はこのほど、富士スピードウェイで新型『プリウス』プロトタイプの試乗取材会を開いた。会場で豊島浩二・製品企画本部チーフエンジニアは「すべての性能を1段階ではなく、2段階、3段階上げることにチャレンジした」と、開発プロセスを振り返った。

新型プリウスは12月の発売となるが、これは当初夏ごろと見られていた投入タイミングが、何度かずれた結果だ。開発責任者である豊島氏は「燃費や走りなど、(目標レベルへのは)答えはすぐには出せるものでない。トライアンドエラーを重ね、時間をかけさせてもらった」という。新しい開発手法であるTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)の初適用という、もうひとつの生みの苦しみもあったようだ。

2段階や3段階の改良を目指したのは「新しいプリウスへの期待が高まり、1段階では感動していただけない」と考えたからだ。例えば最高で40km/リットルに達する見込みの燃費は、現行モデルより約23%の性能アップだ。初代から2代目そして3代目に至る改良では「いずれも10%程度だった」(豊島氏)ので、まさに2段階以上のレベルアップを実現している。燃費については「大台(=40km)を超えたいという思いも強かった」(同)と話した。

《池原照雄》

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