【トヨタ プリウス プロトタイプ 試乗】ついにシャシーが動力性能を上回った…戸田治宏

試乗記 国産車
トヨタ プリウス プロトタイプ
トヨタ プリウス プロトタイプ 全 16 枚 拡大写真

楕円形をやめたステアリングに、59mmも低くなったヒップポイント。新型の走りに対するこだわりは運転席に座っただけでも伝わってくる。

ショートサーキットではダラダラと大アンダーステアに終始する3代目と打って変わり、同じ15インチタイヤ装着車とは思えない接地性で狙ったラインをきれいにトレース。17インチ車はもっとスポーティなハンドリングでもいいが、操舵レスポンスや限界はさらに高くなる。『プリウス』に乗って初めてモアパワーが欲しいと思ったほど、4代目にしてシャシーがついに動力性能を上回っているのだ。

低中速域では電車を彷彿させる電気系ノイズが低減。新登場の4WDとスペアタイヤ装着車以外は、荷室がゴルフバッグ4つを収納できるまでに拡大した。ガソリンやディーゼルの競合車と“クルマ本来の魅力”でも勝負すべく、HV特有の弱点は確かに克服された感がある。「Wow!」なスタイリングについては、サイドとリヤビューがだんだんカッコよく見えてきたので、やはり慣れの問題か。フロントフェイスはまだ心の整理がつかないけど。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

《戸田治宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  2. ウィラーエクスプレス、2026年春から高卒採用を開始…免許全額会社負担、独自のキャリアプランを発表
  3. 第3世代e-POWERの日産『キャシュカイ』が無給油で英国縦断! その実力に日本導入への期待高まる
  4. 【ボルボ XC60 ウルトラB5 新型試乗】大胆緻密なマイチェンが証明する、ベストセラーであり続けている理由
  5. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る