キャセイパシフィック航空、今年退役のエアバスA340をリサイクル

航空 企業動向
キャセイパシフィック航空、今年退役のエアバスA340をリサイクル(1)
キャセイパシフィック航空、今年退役のエアバスA340をリサイクル(1) 全 2 枚 拡大写真

香港のキャセイパシフィック航空は11月18日、過去最大規模の環境保護プロジェクトとして、1996年に受領し、今年退役した4機のエアバスA340をリサイクルすると発表した。

リサイクルの作業は主に3段階からなる。まず飛行機を解体し、燃料・水タンクを空にする。そしてエンジンや着陸装置といった装備・部品を分解し、再利用の前に点検・清掃・タグ付けを行う。最後にリサイクル不可の廃棄物を取り外し、残りの配線などを回収する。胴体は切り刻まれ、断片は仕分けされ、業者に送られる。

キャセイパシフィックによると、飛行機の重量の9割強はリサイクルされ、1割弱はゴミとして埋め立てられる。なお、重量の4割を占めるアルミニウム合金は溶かされて、窓枠や扉として建設業などで再使用される。このような方法によるアルミニウムのリサイクルは金属の生産に必要なエネルギーの削減という利点もある。

《日下部みずき》

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