新旧「ゴースト」共演も…赤レンガでロールス&ベントレーの祭典

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
ロールス・ロイス&ベントレー・デイ2015
ロールス・ロイス&ベントレー・デイ2015 全 16 枚 拡大写真

日本国内のロールス・ロイス/ベントレーの愛好家クラブとしては最も旧い歴史を持つ、「日本ロールスロイス・ベントレー・オーナーズ・クラブ(RRBOCJ)」。その恒例ミーティング「ロールス・ロイス&ベントレー・デイ」は、2002年に神宮外苑絵画館前広場にて初開催。2004年以降は、横浜赤レンガ倉庫前広場へと会場が変更されて現在に至っている。

そして11月22日、通算で14回目となる「ロールス・ロイス&ベントレー・デイ2015」が、今年も無事に開催されることとなった。

この日の赤レンガ倉庫前広場には、約40台もののロールス・ロイスおよびベントレーが来場。第二次大戦前のロールス・ロイスから、1950年代に端を発するR-Rシルヴァークラウド/ベントレーSタイプ系、1980年代のR-Rコーニッシュ。近代ベントレーを代表するコンチネンタルR/アズールなど、個性的なモデルたちが揃った。

そしてRRBOCJ和田篤泰会長の愛車で、今やこのイベントのシンボル的存在とも称される1910年型R-Rシルヴァーゴーストと、ロールス・ロイス社の正規代理店ニコル・カーズの協力で出品された2015年モデルのゴースト・シリーズを一堂に並べることによって、実に105年もの時を隔てた「ゴースト共演」を実現。さらにベントレー・ジャパン代理店、コーンズ・モータースが出品した2015年型ベントレー・ミュルザンヌがその脇を固めるなど、ロールス・ロイスとベントレーという名門ブランドが築いてきた、栄光のヒストリーを感じることのできる趣向となっていたのである。

しかし、今回最も興味深かったのは、まだ20歳代の若き愛好家たちの姿が見られたこと。自動車界きっての「大人のブランド」であるR-R/ベントレーを、知恵と勇気で一所懸命に乗ろうとする様子には、周囲の年長者たちも暖かい視線を送っていたようだ。

来る2016年は、このロールス・ロイス&ベントレー・デイが第15回目を飾るとともにとともに、RRBOCJも20周年を迎える記念すべき年とのこと。R-R/ベントレーという、自動車界最高の2ブランドを愛してやまないエンスージアストたちには、今後も積極的な活動を期待したいものである。

《武田 公実》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  4. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る