トヨタ、50回記念のオールトヨタTQM大会を開催

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張富士夫名誉会長の講演(オールトヨタTQM大会)
張富士夫名誉会長の講演(オールトヨタTQM大会) 全 3 枚 拡大写真

トヨタ自動車がグループ企業や取引先企業とともに毎年開いている「オールトヨタTQM大会」が半世紀を迎えた。12月1日に名古屋市の名古屋国際会議場で50回記念大会を開催した。

TQMは「トータル・クオリティ・マネジメント」の略で、トヨタの場合、製品やアフターサービスの品質だけでなく、「自工程完結」といった仕事の質向上も図る運動となっている。大会は1966年に「第1回オールトヨタ品質管理大会」として始まり、95年から現在の名称となった。

大会では冒頭、張富士夫名誉会長が「トヨタのものづくりと人づくり」と題した記念講演を行った。張名誉会長はトヨタ生産方式を確立した大野耐一・元副社長の薫陶を受けた経験を振り返り、「ジャストインタイム」と「自働化」から成る同生産方式の本質を紹介した。

そのうえで、トヨタの改善の基本行動である「ナゼを5回繰り返す」について、1回で「原因」が見つかることがあるが、5回繰り返すと根本的な改善につながる「真因」が分かる、と指摘。そして「このことを、とくに若い人に申し上げたい」と訴えた。

大会には約300社から約4300人が参加、合計で112件の改善事例が発表された。

《池原照雄》

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