三菱重工など、原子力災害用パワーアシストスーツを開発

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パワーアシストスーツ装着例
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三菱重工業は、日本原子力発電と共同で、原子力災害時などに作業員の力を補助するパワーアシストスーツ(PAS)を開発した。

PASを装着することで、約40kg分の重さを補助できることが特徴で、ロボットのパワーと人間の能力の両方を相乗的に活かした多様な作業を可能にする。三菱重工と日本原電は、PASの開発でアクティブリンクと、作業支援機器に関する可能性調査などで協調している。

原子力災害時、放射線環境下での作業となるため、遠隔ロボットの活用が期待されている。しかし、現実には、ロボット操作開始までの準備作業や、緊急時の迅速、柔軟な対応のため、人間による重作業が必要となる。

今回開発したPASは、これらの状況で作業員の負担軽減を目的に開発し、被ばく低減効果の高い重遮へいスーツを装着しての作業、遠隔ロボットや非常用電源などの運搬といった重作業を可能とした。

PASは、ベースとなる下半身パーツと目的に応じた上半身パーツを組み合わせることで、多様な作業に対応可能。また、一般に用いられている筋電位などの生体情報を用いたPASに比べ、足裏の力センサ信号を利用したPASの制御、腰部と足部のみで人間とPASを固定する構造を採用することで、重労働でも汗の影響を受けない信頼性と容易な着脱を実現した。

PASは、原子力向けロボットに用いる小型・高出力のモータと、自社開発による小型基板の採用で、アシスト力と軽量・小型化の両立を図った。足裏の力センサは、数・配置を最適化することで、作業員の動作を適切に読み取り、その動作を妨げない優れたアシスト制御を実現したとしている。

PASは12月2日~5日に開催される「2015国際ロボット展」に出品・展示する。

《レスポンス編集部》

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