三菱の米国工場、最終モデルがラインオフ…27年の歴史に幕

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三菱自動車イリノイ州ノーマル工場
三菱自動車イリノイ州ノーマル工場 全 3 枚 拡大写真

三菱自動車が、閉鎖を決めていた米国イリノイ州のMMNA(ミツビシ・モーターズ・ノース・アメリカ・インク)。11月30日、同工場から最後の1台がラインオフし、三菱の米国生産の27年の歴史に幕を下ろした。

同社は7月下旬、米国生産からの撤退を正式発表。MMNAで現地生産する『アウトランダー・スポーツ』(日本名:RVR)』の生産を、2015年11月末をもって終了するとしていた。

今後、RVRの生産は、日本国内の主力工場の愛知県岡崎工場に集約。米国仕様車は、日本からの輸出に変更する。

同社の米国現地生産は1988年、クライスラーとの合弁会社、「ダイヤモンド・スター・モーターズ(DSM)」が稼動したのが始まり。その後、1991年にクライスラーが所有するDSM株式を全て買い取り、三菱自動車の工場に生まれ変わった。

2000年には、年間生産台数が22万2000台を突破。しかし、その後はクライスラー向け生産の終了や、リーマンショックなどの影響を受けて、生産台数は大きく減少。2014年は、6万9000台に落ち込んでいた。

11月30日、同工場から最終モデルのRVRがラインオフ。三菱自動車の米国生産の27年の歴史に幕を下ろしている。

《森脇稔》

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