死亡ひき逃げ事件、無免許運転の常習者に実刑判決

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今年1月、宮城県仙台市宮城野区内でタクシーと衝突する事故を起こし、巻き添えとなった歩行者を死亡させたとして、ひき逃げなどの罪に問われている25歳の男に対する判決公判が11月30日、仙台地裁で開かれた。裁判所は実刑判決を命じている。

問題の事故は2015年1月22日の午前3時15分ごろ発生している。仙台市宮城野区福田町1丁目付近の国道45号(片側2車線の直線区間)で、市道から国道へ右折進入しようとしていたタクシーと、赤信号を無視して国道を進行してきた乗用車が衝突。乗用車は横断歩道を徒歩で渡っていた60歳の女性もはねた。

この事故で女性が死亡。タクシーの乗客が軽傷を負った。乗用車の運転者は車両を放置して逃走したが、警察は後に25歳の男をひき逃げ容疑で逮捕。男が日常的に無免許運転を繰り返し、この発覚を恐れて逃げていたことも判明した。

11月30日に開かれた判決公判で、仙台地裁の内田曉裁判官は「被告は以前から無免許運転を繰り返しており、交通法規を守る意識は皆無であった」と指摘した。その上で「事故後に何らの措置も取らずにその場を離れており、身勝手かつ無責任。女性を死亡させた責任も重い」としたが、一方で補償の意思を示していることは評価し、被告に対して懲役4年6か月の実刑判決を言い渡している。

《石田真一》

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