【大阪モーターショー15】ボルボブースにヴィンテージモデル登場…850 T-5RとP1800

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ボルボ P1800(1800E)(大阪モーターショー15)
ボルボ P1800(1800E)(大阪モーターショー15) 全 18 枚 拡大写真

ボルボは12月4日、インテックス大阪で開幕した大阪モーターショーで、ボルボの最新ラインナップのほか、2台のヴィンテージモデルを出展した。

今年は東京モーターショーへの出展を見送ったボルボだが、大阪モーターショーには関西地区のボルボディーラー(計15拠点)が中心となって出展。展示された最新モデルは、『V40』、『V40クロスカントリー』、『S60』、『V60クロスカントリー』、『XC60』の計5台で、すべて2.0リットル4気筒クリーンディーゼルエンジンの「D4」仕様で揃えられた。

一方、ボルボブースの中央で、一際目立っていたのが、ステージ上に展示された2台のビンテージボルボだ。

一台は、1990年代の「850 T-5R エステート」。『V70』の前身となる「850エステート」に、最高出力240psを発揮する直列5気筒DOHCターボエンジンを搭載した高性能モデル。「実用性や安全性は高いけど、スポーツ性は今ひとつ」といった当時のボルボに対するイメージを見事に覆したモデルで、世界中で大きな話題になった。

展示車は1996年式で、現在はボルボ・カー・ジャパンが所有するもの。車体色はT-5Rのイメージカラーだったレモンイエロー。そのクリーンな外観デザインとあいまって、今見てもセンスの良さが感じられる。

もう一台は、1961年に発売されたスポーツカー『P1800』。名車「120シリーズ」(アマゾン)をベースに開発されたイタリアンデザインの2+2クーペで、1971年にはリアをシューティングブレーク風にした2ドアスポーツワゴン「1800ES」も登場している。個性的なスタイリングや質実剛健な作りで、今でも世界的に人気があるモデルだ。展示車はバッジや外観の特徴からして1969年に登場したインジェクション仕様の「1800E」と思われる。コンディションは極めて良く、まるで工場から出てきたばかりのようだった。

いずれのモデルも、今のボルボ車とはデザインが一見まったく異なるが、こういう場で一緒に並べてみると、雰囲気やディテールに何となく通じるものを感じるのが面白い。会場では、昔からボルボを知るユーザーから、若い女性まで、多くの人の注目を集めていた。

《丹羽圭@DAYS》

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