VWのCO2不正、対象が大幅減少…80万台から3.6万台に

自動車 ビジネス 企業動向
フォルクスワーゲン ポロ
フォルクスワーゲン ポロ 全 2 枚 拡大写真

排ガス中のNOX(窒素酸化物)データだけでなく、CO2(二酸化炭素)データにも不正が発覚したフォルクスワーゲングループ。CO2の不正対象車が、当初の発表よりも大幅に少なくなる見通しであることが分かった。

【画像全2枚】

これは12月9日、フォルクスワーゲングループが明らかにしたもの。「CO2の不正対象車は、およそ3万6000台になる見込み」と公表している。

フォルクスワーゲングループは11月3日、排ガス中のCO2の量を示すデータを、不正に操作していたと認めた。ディーゼルだけでなく、ガソリンエンジンも含まれ、欧州でおよそ80万台が対象になると説明していた。

また同社は、CO2不正という新たな問題発覚によって、リコール(回収・無償修理)などの費用が、最大でおよそ20億ユーロ(約2656億円)上乗せされるとの見通しも示していた。

今回、CO2不正の対象車が80万台から3万6000台に大幅減少する見込みとなったことで、対策費用も減ることに。フォルクスワーゲングループは、「20億ユーロも必要ではないだろう。CO2排出量を再測定した結果によって、財務面への影響を判断していく」と説明している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 日産『アリア』改良新型を世界初公開へ、Vモーショングリルのない新デザインに…ジャパンモビリティショー2025
  3. メルセデスベンツ『GLA』次世代型をいち早くプレビュー! 斬新なテールライト装備?
  4. 「さよなら50cc」歴史に敬意を込めたホンダ公式「50ccバイク」ロゴTシャツ発売
  5. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る