【プロショップへ行こう】パート2…クルマのドアは、音響パーツとしてのコンディションが「劣悪」

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VW・Eos by to be Style(群馬県)
VW・Eos by to be Style(群馬県) 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオを楽しもうとするときの強い味方、“カーオーディオ・プロショップ”。その存在と魅力を1人でも多くの方にお伝えすべく、当連載をスタートさせた。まず今月は、“カーオーディオ・プロショップ”がどんなところなのかを、端的に解説しようと試みている。

前回は、「“プロショップ”とは、カースピーカーを作るところでもある」と結論づけた。今回は、それについてさらに深掘りしていく。

今週のテーマはこれだ。

『クルマのドアは、音響パーツとしてのコンディションが劣悪…』

クルマは走る(移動する)ための道具であるので、設計段階で音響的なことが考慮されることはほとんどない。なのでドアをカースピーカーとして完成させようとするときには、内部のコンディションを音響パーツとして良好なものに整えていく必要が出てくる。

“カーオーディオ・プロショップ”は、その作業を高精度に行う技術を持っている。

それはどんな技術なのか…。具体的にご紹介していこう。行われていることは主に、以下の4項目に集約できる。

1・スピーカーの裏側から出る音を閉じ込める作業。
2・スピーカーの裏側から発生するエネルギーの制御。
3・スピーカーの土台を固め、踏ん張りを利かせる作業。
4・鉄板の共振を防ぐ作業。

上記項目を1つ1つクリアしていくと、クルマのドアはスピーカーへと変貌していく。

ちなみに、作業内容の細部は、そのときどきで変化する。ドア内部の状況は車種ごとで異なる。使用するスピーカーの特性、組み合わせる他のオーディオユニットの特性も異なる。条件が都度異なる以上、やり方もそれぞれで変化させる必要があるのだ。もっと言えば、求める音の方向性によってもアプローチが変わる。“カーオーディオ・プロショップ”はこれらを見極め、都度優良なカースピーカーに仕上げていく。

そのためには、相応の経験とノウハウが必要だ。“カーオーディオ・プロショップ”は、それを持ち得ているのである。

今週の結論だ。

「“カーオーディオ・プロショップ”は、ドア内部の音響的コンディションを操ることができる」

さて、次週は、“サウンド・チューニング”におけるプロの仕事の実際を解説する。お楽しみに。

【カーオーディオ・プロショップへ行こう♪】プロショップってどんなとこ? Part.2 『クルマのドアは、音響パーツとしてのコンディションが劣悪…』

《太田祥三》

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