天の川銀河中心にある超巨大ブラックホール周囲の磁場構造を解明

宇宙 科学
いて座Aスターのブラックホール極近傍領域の想像図
いて座Aスターのブラックホール極近傍領域の想像図 全 1 枚 拡大写真

国立天文台水沢VLBI観測所の秋山和徳博士と本間希樹教授を含む国際研究チームは、天の川銀河中心に潜む超巨大ブラックホール周囲の磁場構造を解明したと発表した。

国際研究チームは、米国カリフォルニア州、アリゾナ州、ハワイ州にある電波望遠鏡を結合させて、天の川銀河の中心にある巨大ブラックホールいて座Aスター(Sgr A)の極近傍領域に付随する磁場の証拠を初めて観測的にとらえた。

観測からブラックホール半径の6倍程度の領域に、絡まったスパゲッティ状の複雑な磁場構造が示唆され、それが時間変動していることも初めてとらえられた。

今回の発見は、超巨大ブラックホールの周囲で起こる質量降着や、ジェット生成などの活動現象の駆動原因とされる磁場の理解にとって大きな成果であり、今後、ブラックホールそのものを直接撮像する「Event Horizon Telescope計画」にとっても重要な一歩となるとしている。

今回の成果は、12月3日(米国時間)に米国の科学雑誌サイエンス誌に掲載された。

《レスポンス編集部》

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