トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は12月1日、11月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は、18万9517台。前年同月比は3.4%増と、3か月連続で前年実績を上回った。
トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラー乗用車の『カムリ』が、改良新型の2015年モデルが、3万0945台を販売。前年同月比は7.3%増と、3か月連続で増加した。2013年に新型を投入した『カローラ』は、5.5%減の2万4194台と、3か月ぶりのマイナス。モデル末期の『プリウス』も、9.9%減の1万2575台と、3か月ぶりに減少する。
トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力の『RAV4』が、11月の新記録の2万7368台。前年同月比は29.7%増と3か月連続で増加した。中型SUVの『ハイランダー』は、5.5%減の1万2741台と、9か月ぶりに前年実績を下回る。大型ピックアップトラックの『タンドラ』は、10.3%減の8590台と、4か月連続で減少。新型を投入した『タコマ』は、3.4%増の1万3465台と、2か月連続で増加した。
レクサスブランドでは、新型SUVの『NX』が3284台。新型クーペの『RC』も、前年同月比45.7%増の1282台を販売した。『RX』は、前年同月比12.3%増の1万0771台と、2か月ぶりに増加。『IS』は、33.6%減の3063台と、7か月連続で減少。『GS』は2174台を売り上げ、前年同月比は18.4%増と2か月ぶりのプラス。『CT』は、25.6%減の984台と、2か月連続で減少する。最上級SUVの『LX』は20.5%増の512台と好調。
トヨタ自動車の2014年米国新車販売は、前年比6.2%増の237万3771台。2015年1-11月は、前年同期比5.1%増の226万0963台だった。米国トヨタ販売のビル・フェイ副社長は、「RAV4やライトトラックの好調のおかげで11月、トヨタブランドは2桁の伸びを達成した」と述べている。