パテント・リザルトは、日本に出願された高圧放電(HID)ランプ関連技術について参入企業に関する調査結果をまとめた。
調査では、メタルハライドランプや高圧ナトリウムランプなどを含む、高圧放電ランプ関連の技術全般について調査することを目的に、1993年から2015年10月末まで、日本の特許庁で公開された関連特許7975件について、特許の質と量から総合的に参入企業の競争力を見た「特許総合力ランキング」を集計したもの。
この結果、1位はパナソニックで、プロジェクタや自動車向けランプに関する出願が多く見られる。注目度の高い特許には、「灯具を変更することなく放電灯が接続されない状態で高電圧の印加を防止することができる放電灯点灯装置」に関する技術など。
2位はウシオ電機。「放電ランプを長時間点灯させた場合でも、フリッカの発生を抑制することができ、長いフリッカ寿命が得られる技術」や、「複数の光源を有する光照射装置において、ランプの不具合が発生しても、製造ラインを停止させることなくランプ交換できる技術」など、注目度の高い技術を持つ。
3位はセイコーエプソンで、主にプロジェクタ向けの技術に出願が見られる。注目度の高い技術には、「フリッカ抑制に伴う電極間温度差に起因する問題を防ぐ技術」などがある。