英国の高級SUVメーカー、ランドローバーは12月16日、『ディフェンダー』の累計生産200万台を記念したワンオフモデルが、チャリティオークションにおいて40万ポンド(約7330万円)で落札されたと発表した。
現行ディフェンダーは1983年に発表。ランドローバーの第1号車として1948年にデビューした「シリーズ1」の伝統を受け継ぎ、高い悪路走破性を第一に追求したモデル。その無骨なまでのフォルムと卓越したオフロード性能は、世界中で多くのファンに支持されている。
ランドローバーは6月、ディフェンダーの累計生産200万台を記念したワンオフモデルを製作。ボディカラーは、インダスシルバーで塗装。ホイールやホイールアーチ、ルーフ、グリル、ドアミラーカバーなどは、サントリニブラックで仕上げる。フロントフェンダーのアルミプレートやシートには、英国ウェールズの海岸の地図を添えた。
このワンオフモデルが12月16日、英国ロンドンで開催された有名自動車オークション、ボナムスに出品。その希少性から価格は上昇し、最終的に40万ポンドで落札された。ランドローバーによると、ランドローバーの市販車としては、オークションの最高値記録になるという。
ランドローバーは、オークションの収益を、慈善団体に寄付する予定。なお、現行のディフェンダーは、2016年1月をもって、生産を終了する。