スマホ画面を注視、歩行者を見落としはねる

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12日午前9時ごろ、鳥取県倉吉市内の県道で、徒歩で横断歩道を渡っていた歩行者2人に対し、交差点を右折進行してきたワゴン車が衝突する事故が起きた。2人は死傷。警察はクルマを運転していた36歳の女を現行犯逮捕している。

鳥取県警・倉吉署によると、現場は倉吉市上井町付近で片側1車線の直線区間。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。歩行者2人は青信号に従い、徒歩で横断歩道を渡っていたところ、交差点を右折進行してきたワゴン車にはねられた。

この事故で59歳の女性が胸部などを強打。近くの病院へ収容されたが、約2時間後に死亡した。79歳の男性は腕などを骨折する重傷を負った。クルマを運転していた同市内に在住する36歳の女にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。1人死亡後は容疑を同致死傷に切り替え、調べを続けている。

現場にブレーキ痕は無く、クルマはほとんど減速しないまま衝突していた。聴取に対して女は「スマートフォンの画面を見ていて、歩行者に気がつかなかった」などと供述しているようだ。警察では前方不注視が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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