VW フェートン、2016年春に生産終了へ…14年の歴史に幕

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フォルクスワーゲン フェートン
フォルクスワーゲン フェートン 全 12 枚 拡大写真

欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンの最上級サルーン、『フェートン』。同車の生産が、2016年に終了することが分かった。

これは12月16日、フォルクスワーゲンが明らかにしたもの。同社は、「2016年春をもって、現行フェートンの生産を終了する」と発表している。

フェートンは2002年3月、ジュネーブモーターショーでデビューしたフォルクスワーゲンブランドのフラッグシップサルーン。2003年9月には、ロングホイールベース仕様が登場。最新モデルのエンジンはガソリン3、ディーゼル1の合計4ユニット。駆動方式は、すべてフルタイム4WDの「4モーション」。ガソリンエンジン仕様のトップグレードには、6.0リットルW12気筒(最大出力450ps)が用意される。

今回の生産終了の決定は、フェートンを組み立てているドイツ・ドレスデン工場の改修に伴うもの。壁面が全てガラス張りのため、「ガラス張りの工場」として知られるドレスデン工場は、フェートンの専用工場。販売台数の少ないフェートンだけを組み立てているため、生産効率が悪い。

フォルクスワーゲングループは10月、フェートン後継車をEV化する計画を発表したばかり。現行フェートンの生産は、およそ14年の歴史に幕を下ろすことになる。

《森脇稔》

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