ホンダの主力SUV、『CR-V』。同車の最新モデルが、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)の衝突安全テストにおいて、最高評価の5つ星を獲得した。
NHTSAの衝突安全テストは、前面フルラップ56km/h、側面62km/h、横転テストの3種類で実施。そして、それぞれのテスト結果を星の数で5段階評価し、総合評価を判定する。
またNHTSAは2010年10月、新しい衝突安全テストを導入。例えば、従来は運転席側のみに男性サイズのダミー人形を載せていたが、助手席側にも女性サイズのダミーを載せる方式に変更した。また、側面衝突テストではポール衝突を採用するとともに、衝突防止技術の評価も実施。従来よりも厳しい判定基準となった。
ホンダCR-Vの2016年モデルの各テストの結果は、前面衝突が運転席側5つ星、助手席側5つ星。側面衝突は前席が5つ星、後席が5つ星。ポール衝突は5つ星。横転テストは4つ星で、横転のリスクは17.4%と評価された。
この結果、CR-Vの2016年モデルはNHTSAの衝突テストにおいて、総合評価で最高の5つ星を獲得。アメリカンホンダのジェフ・コンラッド上級副社長は、「顧客がCR-Vを米国ベストセラーSUVにしてくれた。NHTSAからの最高評価は、さらなるアピールを追加するもの」コメントしている。