欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは12月11日、11月のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は49万6100台。前年同月比は2.4%減と、9か月連続で前年実績を下回った。
2015年1-11月の市場別販売は、最大市場の中国(香港を含む)が、前年同期比5.1%減の239万4500台。中国を含めたアジア太平洋地域も、4.8%減の258 万4300台にとどまる。
また、北米の1-11月実績は、前年同期比1.1%増の53万9300台。このうち米国は、31万8500台にとどまり、前年同期比は4.3%のマイナス。
信用不安からの回復傾向を示している欧州は1-11月、前年同期比2.5%増の158万0200台。このうち、西欧(ドイツを除く)は、5.3%増の138万9500台。地元ドイツは4%増の55万5800台と、プラスを維持した。ロシアは、前年同期比38.3%減の7万0500台と、大幅な減少が続く。
2014年のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売台数は、初の600万台超えとなる約612万台。2015年1-11月実績は、前年同期比4.5%減の533万5700台だった。