【アウディ TTSクーペ 試乗】大人の世界観そのまま、さらに硬派にも…島崎七生人

試乗記 輸入車
アウディ TTS クーペ
アウディ TTS クーペ 全 9 枚 拡大写真

新型アウディ『TT』には早速、高性能モデルが用意された。「TTS」がそのモデルで、排気量こそ標準のTTと同じ2リットルながらSチューンが異なり、286ps/38.0kgm(標準車は230ps/37.7kgm)の性能を発揮。もちろんフルタイム4WDのクワトロだ。

外観の差別化は思いのほか小さく控えめ。ヘッドライトがマトリクスLED(アダプティブヘッドライト)となり、アルミルックのドアミラー、Sバンパー、専用18インチアルミホイールなどがポイント。グリルのパターンの記述を後回しにしたのは、それさえも控えめな専用デザインであることをお伝えしたかったから。

インテリアではアルカンタラ/レザーのシートなどは全容。だがここでも、いかにもな“過剰スポーティ表現”は抑えられた…そう感じる。TTSといえども、あくまで大人のクルマであると、そんな空気が伝わって感じる。

走りは標準車に対し、さすがに違いがある。加速させるとエンジンレスポンスが明らかにメリハリを効かせたものになるし、排気サウンドも音質、音量とも存在感を増したもの。サスペンション(マグネティックライドを標準装備)、ステアリングも“アウディドライブセレクト”で切り替えると差が顕著で、標準車と較べると、かなり硬派な特性にセットすることもできる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  3. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る