【新聞ウォッチ】千葉県君津市の国道トンネル内でも天井モルタル落下事故

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年12月24日付

●トンネル天井23.5トン剥落(読売・1面)

●着陸料乗客数で変動、仙台空港民営化機就航増狙う(朝日・1面)

●二駆より低燃費の四駆、マツダ、自動制御技術、軽量化で開発へ(産経・10面)

●バス運転手足りない、観光立国に黄信号(産経・10面)

●フォードとグーグル交渉、米報道、自動運転車の開発・生産(日経・5面)

●米社買収価格上積み ブリヂストン米投資家に対抗(日経・11面)

ひとくちコメント

トンネル内の天井落下事故が後を絶たない。房総半島をドライブする人にはおなじみのトンネルだが、12月23日午前、千葉県君津市の国道410号のトンネル「松丘隧道」で、天井部分のモルタルがはがれ落ちたという。

千葉県が発表したもので、きょうの各紙が取り上げている。天井からモルタルがはがれ落ちたトンネルは、全長が91メートル、道幅は6メートルで東京方面と房総半島内陸部を結ぶ幹線道路上にある。

このうち、落下した部分は長さ約20メートル、幅約5メートル、厚さ約10センチ、その重さは約23.5トンに及ぶという。

3年前の中央自動車道の笹子トンネルで天井板が崩落した事故や、13年1月の国道410号「大戸見隧道」のモルタル落下事故などを受け、13年2月に実施した安全点検で松丘隧道の老朽化が明らかになった。そこで、14年6月から、古いモルタルを削るなどの工事を開始しており、落下したモルタルは1カ月ほど前に吹き付けたばかりだったそうだ。

2012年12月の中央自動車道笹子トンネル事故では、遺族が、中日本高速道路などに損害賠償を求めた訴訟の判決が下り、横浜地裁は総額4億4000万円余りの賠償を命じたばかり。判決を下した裁判長は「目視だけの点検を選択した過失があり、天井板の崩落を予測し回避することは可能だった」と認定した。

今回の君津市の国道のトンネルからのモルタル落下事故は、はがれ落ちた時はモルタルの上にコンクリートパネルをつけるための基礎工事中で、当時、通行していた車はなく、けが人がいなかったというのは不幸中の幸いだった。県が原因を調査中だが、取り付け時に何らかの手抜きがあったのではないかとも考えられ、これが工事完了後であれば、大惨事になっていた可能性もある。

それにしても、房総半島は海岸沿いの道路でも老朽化したようなトンネルが多い。前方の車との車間ばかりでなく、天井まで気にしながらのドライブは辛いものがある。点検には念には念を入れてもらいたいものだ。

《福田俊之》

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