ジェイテクトは、2016年1月以降、国内外で開催されるモトクロスレースに参戦するカワサキ(川崎重工業)のワークスチームに、特殊円すいころ軸受を供給すると発表した。
ジェイテクトが供給する軸受は、車体フレーム側ハンドルパイプ保持部に搭載されており、量産車両向けと異なる特殊仕様となる。
軸受外輪に角度をつけることでハンドルキャスター角の調整(ハンドルパイプと地面の交差角)を可能とし、これによりタイヤの接地量や接地位置の調整が可能となる。ライダーごと、レースごとに最適な車両セッティングを実現し、フィーリングや操作性の向上を通じてカワサキワークスチームに貢献するとしている。