【CES16】「起業家の国フランス」がベンチャー魂を見せつける

自動車 ビジネス 海外マーケット
フランスのベンチャー企業(CES16)
フランスのベンチャー企業(CES16) 全 14 枚 拡大写真

1月6日から9日(北米時間)にかけて米国ラスベガスで行われた、世界最大の家電見本市CES2016。スタートアップ(ベンチャー企業)が集まる「エウレカパーク」というエリアで存在感を放っていたのが、フランスだった。

【画像全14枚】

エウレカパークは世界各国のベンチャー企業が集まり、ベンチャーならではの斬新なアイデアを展示、発表する場だ。このような場で近年大きな存在感を見せつけるのが中国。国としての成長力と新しい技術をすぐに取り入れる姿勢から、数多くのベンチャー企業が生まれている。

今回も、やはり中国からの出展が多く見られたエウレカパークだが、それにも勝る勢いで存在感を見せつけたのが、ピンクのニワトリと「La FRENCH TECH」という文字が書かれたロゴが貼られたブースだった。

このロゴは国内外で活躍するフランスのベンチャー企業を意味し、「ビジネス・フランス」というフランスの公施設法人がサポートを行っている。

昨年行われたCESでは、参加したフランス企業は120社。そのうち70社がベンチャー企業だった。それに対し、今年は200社以上のフランス企業が参加。ベンチャー企業の数は130社にものぼる。

La FRENCH TECHブースの説明員によると「フランスは元々ベンチャー企業が強い国。英語の「起業家(entrepreneur)という言葉の語源もフランス語です」と、昔から起業家を多く輩出してきたことを明かした。

今年のエウレカパーク内の実に30%を占めたフランスのベンチャー企業。CES全体の出展企業数でも、国別に見ると1位が中国で、フランスは2位(日本は3位)。世界最大の展示会において、その大きな存在感を見せつけた。

《関 航介》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. ホンダ『CR-V』にハイブリッド、日本発売に先駆けプロトタイプ公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. 日産『アリア』改良新型を世界初公開へ、Vモーショングリルのない新デザインに…ジャパンモビリティショー2025
  5. メルセデスベンツ『GLA』次世代型をいち早くプレビュー! 斬新なテールライト装備?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る