【デトロイトモーターショー16】レクサス、LC500 初公開…最上級クーペ誕生

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レクサス LC500(デトロイトモーターショー16)
レクサス LC500(デトロイトモーターショー16) 全 16 枚 拡大写真

レクサスは1月11日、米国で開幕したデトロイトモーターショー16において、新型ラグジュアリークーペ、レクサス『LC500』を初公開した。

LC500は、レクサスの新たな最上級2ドアクーペ。レクサスは2012年1月、デトロイトモーターショー12にハイブリッドスポーツクーペコンセプトカー、『LF-LC』を出品。LCは、このコンセプトカーの市販版。2010年7月に『SC』の生産を終了したレクサスが、SCに代わる最上級クーペとして、LC500を投入する。

外観は、新開発FRプラットフォームによる骨格を活かし、走行性能の要件とデザインの狙いが合致したダイナミックなプロポーションと高級クーペとしてのエレガントさを融合したデザインを追求。ボディサイズは、全長4760mm、全幅1920mm、全高1345mm、ホイールベース2870mm。低重心かつ低い全高とワイドな全幅で、アグレッシブなスタンスとし、四隅のタイヤを強調するフェンダーが張り出した抑揚ある立体構成でクーペとしての機敏さを表現。さらに、各部位の表面は艶やかな曲面とシャープなラインで構成され、ラグジュアリークーペに相応しいエレガントさを強調した。

コックピットは、ドライバーと車の一体感を醸成するドライビングポジションとし、ペダル配置、ステアリング傾角、シートのホールド性など、徹底した走り込みに基づく細部にこだわったレイアウトを追求。シフトバイワイヤシステムや、直感的な操作に対応した次世代マルチメディアを操作系に導入。レザーやアルカンターラを採用し、触って感じる素材感や使うたびに深まる心地良さを、レクサス独自の感性とクラフトマンシップによる繊細で高品質なモノづくりで実現した。

パワートレインには、『RC F』、『GS F』用の「2UR-GSE」型5.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンを選択。北米仕様の場合、最大出力475ps/7100rpm、最大トルク54kgm/4800-5600rpmを引き出す。トランスミッションは10速AT。アクセルやブレーキ、車両のGから、ドライバーの意図を読み取り、最適なギアを選択する新制御を導入する。

新開発のFRプラットフォームは、新開発の大径ランフラットタイヤを四隅に配置。そしてエンジンを車軸の後方に置き、人や重量物をより重心に近く、低い位置に下げ重量配分のバランスを調整するなど、慣性諸元を作り込み、走りの理想形に近いフロントミッドシップのレイアウトを創造。レクサスによると、高剛性ボディは基本性能として、高い剛性を確保することに加え、走行中のボディへの力の入力や変形特性にも着目し、回頭性が良く、ドライバーの思い通りにラインをトレースできる性能を実現しているという。

なお、LC500の日本での発売は、2017年春頃を予定している。

《森脇稔》

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