【オートモーティブワールド16】DNP、軽くて傷つきにくい車両用樹脂ガラスを発売

自動車 ビジネス 国内マーケット
DNP 樹脂ガラスリアウインドウの試作品(オートモーティブワールド16)
DNP 樹脂ガラスリアウインドウの試作品(オートモーティブワールド16) 全 8 枚 拡大写真

大日本印刷(DNP)は、耐候性・耐摩耗性に優れた車両用樹脂ガラスを開発。1月13日から15日に東京ビッグサイトで開催される「オートモーティブ ワールド クルマの軽量化技術展」に出展する。

樹脂ガラスは耐衝撃性や断熱性に優れるほか、重量が一般のガラスの約半分と軽いため、電車の車両や建設機械、自動車の窓ガラスなどに使用したいというニーズが高まっている。しかし、ポリカーボネート製の樹脂ガラスは、加工性に優れる反面、太陽光や風雨などに対する耐候性や、硬さ、傷つきにくさなどがガラスよりも劣るという課題があった。

DNPは、電子線の照射によって、塗工した樹脂を硬化させる独自のEB技術を活用し、樹脂ガラスの表面に転写することで耐候性と耐摩耗性を向上させる「DNP超耐候ハードコート転写フィルム」を開発。同フィルムを転写した樹脂ガラスを販売する。

DNP超耐候ハードコート転写フィルムを使用した樹脂ガラスは傷つきにくく、耐候性も向上。ガラスの約半分と軽量だが、同等の透明性を確保するとともに、割れる可能性が低いため、安全面で優れている。さらに樹脂ガラスの成型と同時にフィルムを転写することで、加工等のコストを抑えることができる。

DNPは今後、同樹脂ガラスを電車の車両や建設機械、乗用車やバスなどに向けて販売し、2017年度までの累計で10億円の売上を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  4. V8エンジン搭載のレクサスセダン『IS500』がクライマックス! 950万円の特別仕様を発売
  5. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る