【ウェアラブルEXPO16】心臓からの電気信号を読んで眠気を通知…居眠り運転防止ツール

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ユニオンツールの眠気通知器「DSD」(ウェアラブルEXPO2016/東京ビッグサイト/2016年1月14日)
ユニオンツールの眠気通知器「DSD」(ウェアラブルEXPO2016/東京ビッグサイト/2016年1月14日) 全 7 枚 拡大写真

ユニオンツールは15日まで開催の「ウェアラブルEXPO」で、自社製ウェアラブル心拍センサ「myBeat」(WHS-1)による眠気通知機器「DSD」を展示。心拍周期(RRI)情報から、運転中の眠気を検知し光・音・振動といったアラームでドライバーに通知。同社は「運転を仕事にする人たちにアピールしたい」という。

このDSD(Driver's Sleep Detector)は、国交省の「運行中における運転者の疲労状態を測定する機器」(平成27年度)の補助金対象機器で、胸部に貼り付けた心拍センサの心拍周期(RRI)をリアルタイムで計測し、運転中に眠気を検知すると、腰ベルトや胸ポケットに装着した通知器が、光・音・振動で警告するというもの。眠気通知器に記録されたデータは、パソコンに読み込んで運行管理者が一元管理できる。

心臓が血液を全身に送るさいの拍動間隔をすくいとる心拍センサWHS-1は、心臓の興奮による電気信号をキャッチし、正確な心拍周期を検出。これらの周波数を同センサが解析することで、自律神経の交感・副交感神経から体のさまざまな状態が把握できるという。運行管理ソフトでは、心拍数と眠気を検知したタイミングや、重力方向加速度と体動などをグラフで表示する。

眠気検知のアルゴリズムは東洋紡との共同開発。ユニオンツールのスタッフは、「バス、トラック、タクシーなど、あらゆるプロドライバーに普及を目指したい」と話していた。

《レスポンス編集部》

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