【ダカール16】チームランドクルーザー、市販車部門で3連覇…豊田章男社長「熱い想いがひとつになって達成」

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ダカールラリー2016に参戦したチームランドクルーザーの車両。
ダカールラリー2016に参戦したチームランドクルーザーの車両。 全 4 枚 拡大写真

ダカールラリー2016で「TEAM LAND CRUISER TOYOTA AUTO BODY」が四輪市販車部門3連覇を達成。優勝はニコラ・ジボンで、僚機を駆ったトヨタ車体(TOYOTA AUTO BODY)の社員ドライバーである三浦昂も完走。彼らの活躍に対し、トヨタの豊田章男社長がコメントを寄せている。

豊田章男社長のコメント

トヨタ車体「チームランドクルーザー」が、市販車部門で3年連続の優勝を果たしたことを、大変うれしく思います。これも、応援をいただきました皆さまのお蔭であり、心より感謝申し上げます。

ラリー前半戦、343号車(ジボン組)がクラッシュした場面がありました。自走不可となった343号車を、342号車(三浦組)が牽引してゴールにたどり着き、メカニック達は明け方までかかって車を修復し、チームみんなの力で2台共がラリーを継続することが出来ました。

「なんとしても全員でゴールを目指す!」という関係者全員の熱い想いがひとつとなって達成したのが、今回の優勝であり、三連覇であると感じています。

心をひとつに、総走行距離8000km超の過酷な道を走り抜いたドライバー、ナビ、それを支えたメカニック、そして、過酷な南米大陸の道をも走破する「ランドクルーザー」を開発した全ての関係者の方々に敬意を表するとともに、心からの感謝の意を表したいと思います。本当におめでとうございます。

心をひとつに走り抜いた長い道のりの中でランドクルーザーというクルマは更に鍛えられ、過酷な環境の下での挑戦の日々に、携わったメンバーは大いなる成長を遂げたことと思います。

完走を果たした342号車のドライバーの三浦さんはトヨタ車体の社員の方です。社内公募でダカールラリーのプロジェクトに自ら手を挙げ、何年にも亘る厳しいトレーニングやナビゲーターの経験を経て今回、完走を果たしました。

三浦さんのチャレンジ精神と経験は、必ずやトヨタ車体の、そしてトヨタグループ全体の「もっといいクルマづくり」に良い刺激となって表れていくと思います。

「道が人を鍛える。人がクルマをつくる。」その想いを胸に、どんな時も不撓不屈の精神で、トヨタグループ一丸となって「もっといいクルマづくり」にこれからも取り組んでいきたいと思います。応援ありがとうございました。(以上、リリースより)

三浦昂(あきら)は昨年までチームのコ・ドライバーとしてダカールに参戦していたが、今大会からドライバーとしての参戦に移行。ジボンのコ・ドライバーには三浦に代わってジャン・ピエール・ギャルサンが就き、ドライバーとなった三浦のコ・ドライバーにはローラン・リシトロイシターという新体制でチームは今大会に臨み、部門3連覇を成した。なお、昨年の部門優勝ドライバーである三橋淳は、今大会で2輪への復帰参戦を果たしている。

昨年同様、トヨタのモータースポーツ活動発表会(今年はTOYOTA GAZOO Racing プレスカンファレンスの名称で2月4日実施予定)において、チームランドクルーザーは他カテゴリーに先駆けての「優勝報告」を実施することになるだろう。

《遠藤俊幸》

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