富士重吉永社長、16年計画「ギリギリまで造って100万台乗せ」
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主力の米国販売は6%増の61万5000台としており、8年連続での最高となる。北米を中心に供給力不足が慢性化しているが、米国インディアナ工場の能力増を従来の計画より半年ほど前倒しする。この結果、16年末にはトヨタ自動車からの受託生産終了分も含め、同工場のスバル車生産能力は年39万4000台と現状よりほぼ倍増する。
吉永社長は「米国のディーラーさんには(6%は)最低限の伸びだろうが、これを確実に供給したい」と述べた。日本の販売は登録車、軽自動車とも横ばいの合計16万2000台とした。一方で北米、日本以外の地域では10%増の約21万台の計画とし、「中国はまだ厳しいが、東南アジアなどで伸ばしたい」と話した。
《池原照雄》