「ちゅらまーい Ha:mo」始動、スモールEVで沖縄観光の新提案

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ちゅらまーい Ha:mo スマートリゾート沖縄 本部半島実証実験出発式
ちゅらまーい Ha:mo スマートリゾート沖縄 本部半島実証実験出発式 全 10 枚 拡大写真

トヨタ自動車は18日、「ちゅらまーい Ha:mo スマートリゾート沖縄 本部半島実証実験出発式」を、沖縄県本部町で行った。

「ちゅらまーい Ha:mo」では、宿泊施設等にシェアリング車両として、新開発アプリ「おすすめルート案内」機能付きタブレット端末を搭載した『コムス』30台を配備。地域の魅力の再発見につながるこの地ならではのおすすめスポットを結ぶ新たな観光コースを提供し、スポット情報付きアプリによるルート案内を行う。

超小型モビリティの導入により、車では乗り入れしにくい狭い道や自転車等では敬遠される坂道を含むエリアへのアクセス性を高めることで、従来は訪れる機会がなかった自然・景勝地等にも、滞在中の限られた時間を使って効率的に回遊することが可能となる。

出発式では、スマートリゾート沖縄本部半島実証実験推進協議会会長であり、本部町観光協会会長の當山清博氏が登壇。島言葉で参加者に挨拶をすると、「2億2000万年前に隆起した本部半島。Ha:moを使って新しい観光資源になっていけば」と、その期待を述べた。

同じく協議会副会長であり、今帰仁村観光協会会長の新城正巳氏は、Ha:moについて「新たなアクティビティの提案だと考えている」とし、「体験した方には必ず新しい発見があると思う」と、この新しいスモールEVシェアリングサービスが過去に観光をした人にも、新しい経験を提供する機会になるとその期待感をあらわにした。

トヨタ自動車からは、友山茂樹専務執行役員が参加。Ha:moはすでに愛知県、東京都、フランスのグルノーブル市で実証実験を行っていると説明。しかし「今回のちゅらまーい Ha:moは初の観光地での実証実験」とし、このような新しいチャレンジへの機会を提供してもらった本部町とその関係者に感謝の意を述べた。また「トヨタは本部半島における、ちゅらまーいHa:moを是非とも成功させ、将来はHa:moの観光地モデルを広く展開していきたい。そして地域の皆様との絆づくりと地域の活性化に貢献していきたいと思っている」と、今回の実証実験が社会貢献としてだけでなく、Ha:moの観光地モデルとしても大きな意味を持つことを強調した。

実証実験の期間は、1月18日から12月末までの約1年間。ホテルを出発地とし、観光地を巡るアトラクションサービスとなる。

料金は2時間3000円と4時間5000円(共に税抜)から選ぶことができる。

《関 航介》

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