【ウェアラブルEXPO16】航空や鉄道の現場で活用、東芝のメガネ型端末

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メガネ型ウェアラブル端末「Wearvue(ウェアビュー)」(2月末出荷開始)を展示した東芝(ウェアラブルEXPO2016/東京ビッグサイト/2016年1月14日)
メガネ型ウェアラブル端末「Wearvue(ウェアビュー)」(2月末出荷開始)を展示した東芝(ウェアラブルEXPO2016/東京ビッグサイト/2016年1月14日) 全 6 枚 拡大写真

東芝は、Windows端末とケーブルで接続し、視界の先に情報を映し出すメガネ型ウェアラブル端末「Wearvue(ウェアビュー)」(2月末出荷開始)を展示。工場や物流、建設のほか、鉄道や航空といった現場での利用シーンも紹介されていた。

50gという軽さ、広い視野、投映角度調整可といった売り文句で展示されていたウェアビューは、Windows端末などと接続することで、右側の白いボックスにある投映部から映像光を照射し、右のハーフミラーレンズに情報を投映するというもの。指輪型コントローラーやグローブ型バーコードリーダーなどとも連携できる拡張性も持ち合わせている。

倉庫や物流の現場では、作業手順やチェックリスト、バックヤードのレイアウト図面などをこのメガネに投映することで、これまで紙の書類を持っていた片手が空き、ハンズフリー作業が実現する。

同社は、航空や鉄道の現場での利用シーンも紹介。「クルマの整備工場でもよく見かけると思うが、エンジンや足回りを、仰向けになって下からメンテナンスするときなど、タブレットやシートを持ちながらはたいへん。航空整備でも同じことがいえて、オペレータと映像・音声で通信しあいながら、ハンズフリーで整備ができると、ミスも減り、効率もよくなると思っている」とスタッフはいう。

「線路保線作業などは、常に列車の往来を把握しながら行われているが、通過する全列車と通信し、作業位置に近づいてきた列車についてのアラートがメガネに投映されるようになると、現場の作業がさらに集中でき、人的ミスも減ると期待している」(同スタッフ)

「2月末の出荷で、すでに相談や受注もある」と同社。スタッフは「このメガネが入り込む現場は無限のようにある。スポーツの世界や、サービス分野などにも広がっていくはず」とも話していた。

《レスポンス編集部》

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