国土交通省、ポール側面衝突試験の速度を引き上げ…道路運送車両の保安基準を改正

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ポール側面衝突時の乗員保護に係る協定規則の試験概要
ポール側面衝突時の乗員保護に係る協定規則の試験概要 全 2 枚 拡大写真

国土交通省は、国際基準の国内採用を進めるため道路運送車両の保安基準を改正し、1月20日に公布、施行した。

車枠及び車体の「ポール側面衝突時の乗員保護に係る協定規則」が改訂されたのに伴って、車幅1.5m以下の自動車の衝突速度を26km/hから32km/hに引き上げる。2023年1月20日以降の新型車から適用する。

また、原動機付自転車に備える後部反射器に「後部反射器に係る協定規則」の要件を適用する。新型車、継続生産車ともに2020年6月15日以降適用される。

また、乗車定員11人以上のバスに備える乗降口は、原則有効高さ1600mm以上とされている。今回、車いす利用者が乗降することを目的として追加的に設けられる乗降口は、この要件を適用しないこととする。

警音器について道路の騒音環境の変化から音量の最小値を93dBから87dBに改正する。

車載バッテリーでの音量計測時に試験電圧に達しない場合の試験方法を追加する。2階建てバスの2階客室の座席は、前向きに設けられたものでなければならない要件を廃止する。

このほか、既に日本が採用している各協定規則について項目の整理に伴う改訂がなされたことを踏まえ、必要な改正を行う。

《レスポンス編集部》

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