トヨタ、ダイハツを完全子会社化…小型車事業を強化

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トヨタ自動車 豊田章男 社長(資料画像)
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トヨタ自動車は1月29日、ダイハツ工業を株式交換により完全子会社化することで合意したと発表した。

トヨタは、ダイハツを完全子会社化することで、共通の戦略のもと、両社の技術・ノウハウや事業基盤を融合し、グローバルに競争力のある商品展開を目指す。

小型車戦略では、ダイハツが主体となって、軽自動車を基盤・基点とした商品企画・技術開発のノウハウ・プロセスをさらに進化させ、小型車領域での両ブランドの商品を開発していく。

技術戦略では、トヨタは環境・安全・安心・快適技術面での技術開発を進め、ダイハツはパッケージング力、低コスト技術、低燃費技術に加え、先進技術の低コスト化・コンパクト化を推進する。また、ダイハツ独自のノウハウをトヨタグループ内で共有し、上位車種でのコスト競争力にも生かしていく。

事業戦略については、新興国市場においては、それぞれの事業基盤を活用しあい、ダイハツが主体となって、開発・調達・生産をスピーディーかつ効率的に推進。国内事業では、トヨタの販売のノウハウやインフラも相互活用し、ダイハツブランド力向上と収益力の両立を図る。

今回の合意について、トヨタの豊田章男社長は「お互いがこだわりを捨てて、任せるところは任せ、それぞれが得意分野を全力で伸ばしていく、すなわち“選択と集中”、それこそがグローバル競争を勝ち抜いていくための鍵になる」とコメント。ダイハツの三井正則社長は「次の100年に向けた成長の道筋を描く事ができた。トヨタとの関係をより強固にすることで、今後のダイハツの成長、ダイハツブランドの世界基準への進化に踏み出していきたい」と語った。

《纐纈敏也@DAYS》

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