ダイハツ別所上級執行役員、軽販売「緩やかに持ち直しも、収益性は落ちている」

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ダイハツ工業 別所則英 上級執行役員
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ダイハツ工業の別所則英上級執行役員は1月29日に都内で開いた決算会見で、軽自動車販売について「緩やかに持ち直してきている」としながらも、「グレードが低価格化し、収益性はやや落ちている」と述べた。

別所上級執行役員は「昨年4月の消費増税の影響を強く受け、鈍い状態が続いていたが、足元の販売については『キャスト』が発売以降、月平均8000台と好調で、月によって山谷はあるものの、厳しかった前半期に比べると、緩やかに持ち直してきている」と説明。

その一方で「消費税が8%になって以降、車種構成として従来よりはグレードが低価格化しているのは事実。そうした面での収益性はやや落ちているのは間違いない」と指摘した。

先行きに関しては「2017年4月に消費税10%ということで、従来の状況からすると駆け込み需要がまたあるということで2016年度については若干上向くのかなと思っている」としつつも、「中長期的な市場状況をみると、やはり少子高齢化でマーケットはどんどん小さくなっていくのは自明の理、そうした面では徐々に減少傾向になっていくだろう」と厳しさをにじませた。

《小松哲也》

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