ホンダ岩村副社長、中国市場「自動車に関するリスクはなく、今年も市場は伸びる」

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ホンダの岩村哲夫副社長
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ホンダは1月29日に2015年度第3四半期決算の会見を行った。その中で岩村哲夫副社長は中国市場について「米国と同様に好調に推移している」と述べ、今年も過去最高の販売を目指す考えを示した。

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ホンダは昨年、『XR-V』や『ヴェゼル』などのスポーツ用多目的車(SUV)の販売が好調で、中国での販売台数が101万台と初めて突破。これで日系メーカーとしては、日産自動車、トヨタ自動車に次いで“100万台プレーヤー”の仲間入りを果たした。

しかし、中国経済はこのところ減速感が強まり、自動車の販売についても先行きを心配する声が少なくない。それに対し、岩村副社長は「自動車に関するリスクは考えていない」とし、「中国の自工会も市場全体で260万台、昨年の2459万台から約6%アップするという数字を出している。私どもも総市場は伸びていくと見ている」と述べた。

そういう中でホンダは、引き続きSUVの売れ行きが好調なことや昨年11月に発売した中国専用モデル『グライツ』の新車効果を期待できることから、昨年を6万台上回る107万台の販売を目指す。欧州、南米、そして日本市場で苦戦が続いているだけに、この数字はなんとしてもクリアしたいところだろう。

《山田清志》

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