【日産 リーフ 試乗】あの先進感はどこへ? “普通”に感じたデザイン…島崎七生人

試乗記 国産車
日産 リーフ
日産 リーフ 全 8 枚 拡大写真

ショッピングモールや公共駐車場、サービスエリアなど、身近な場所での充電設備はかなり増えた。登場直後に広報車を借り出し、“電欠”寸前で冷や汗をかきながら充電スタンドに辿り着いたものだが、今はそんな心配はないだろう。

【画像全8枚】

心配はないといえば、最新モデルでは30kWhの駆動用バッテリー搭載車が追加され、航続距離が280km(24kWh車は228km、登場時は200km)まで伸びた。満充電でざっと200km以上は走れるなら、十分に現実的だ。

実車の試乗は久々だった。個人的に初体験だった黒内装や、初期モデルとはデザインが違うメーター(電気残量“93%”などと大きく表示されるようになった)、サイドブレーキ、ドアミラー形状など新鮮な部分もあった。また走行中に段差を通過した際のハーシュネスが少し明確に感じられるようになった気がしたが、これはタイヤのメイクの違いによるものかもしれない。概ね走りの印象(快適な乗り心地、十分な加速)も、従来モデルと変わらない。

が、『テスラ』やBMW『i3』『i8』などの経験を経た今は、「あれ、こんなに“普通”だったっけ?」の印象。いい意味でいえば、EVだからといって違和感なく、特別なものではなくなり、ごく普通にサッと乗り込んでサッと走り出せるようになったということ。このあたりは『リーフ』ももはや立派な実用車として、我々が認識できている…ことの表われだろう。

同時にあれほど先進感を訴求していたはずの内・外観デザインも、今回“普通”に感じた。もちろん量産EVであることで使命は達成しているのだろうが、もしも僕がこれから『リーフ』のオーナーになろうと考えたとしたら、(もともと現行モデルのヌメッとしたスタイルがあまり好みではないこともあるが)メカはともかく、そろそろ次の世界観を見せてほしいと思う。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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