アイシン精機は2月3日、2015年4-12月期(第3四半期)の連結決算を発表した。
それによると、売上高は2兆4032億円(前年同期比+9.7%)、営業利益は1242億円(+7.5%)、経常利益は1423億円(+2.5%)、四半期純利益は722億円(+26.3%)だった。
高級車・大型車が好調な北米市場や、小型車減税効果で堅調な中国市場に加え、欧州でのAT販売台数も増加し、売上高は9.7%増の増収。収益は、新製品・能増投資に関わる償却費、研究開発費等の固定費は増加したものの、原価低減活動成果と為替差益が貢献して営業利益は7.5%の増益となった。
連結業績見通しについては、業績は好調なものの、タイ・インドネシア市場の回復が遅れていることに加え、中国では民族系を中心にAT台数が伸び悩むことから、前回予測を据え置いた。なお、トヨタ自動車国内工場の稼働停止による影響は織り込んでいないとしている。