泥酔状態で逆走事故、4人を負傷させた男に実刑

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昨年4月、福岡県大野城市内で乗用車を飲酒運転し、福岡都市高速道路を逆走中に衝突事故を起こして4人を負傷させたとして、危険運転致傷などの罪に問われていた51歳の男に対する判決公判が2日、福岡地裁で開かれた。裁判所は被告に実刑を命じている。

問題の事故は2015年4月12日の午後10時30分ごろ発生している。大野城市御笠川付近の福岡都市高速道路2号線(片側2車線の直線区間)で、上り線を乗用車が逆走。順走していた別の乗用車2台と次々に衝突し、順走車に乗っていた4人が打撲などの重軽傷を負った。

逆走車を運転していた51歳の男は泥酔状態。福岡市博多区内から約5kmに渡って逆走していたが、本人には逆走しているという認識もなかった。検察は悪質な行為とみなし、危険運転致傷などの罪で起訴していた。

2日に開かれた判決公判で、福岡地裁の海瀬弘章裁判官は「被告は事故前にビールや焼酎などを14杯飲んでいた」と指摘。衝突直前には約90km/hで走行するなど、逆走に気づいていなかった点も含めて「悪質」とした。

被告は被害弁済も行い、免許も取らず、酒も飲まないとしていたが、裁判官は「被告の反省は認められるものの、刑の執行を猶予するには至らない」として、被告に対して懲役1年10か月の実刑判決を言い渡している。

《石田真一》

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