BLUE COREエンジン搭載、ヤマハ NMAX125…ハイビーム時は3灯

モーターサイクル 新型車
BLUE COREエンジン搭載のヤマハ NMAX125
BLUE COREエンジン搭載のヤマハ NMAX125 全 23 枚 拡大写真

ヤマハ『NMAX125』が、3月18日に発売される。ヤマハ独自の“BLUE CORE”思想に基づき、高効率燃焼、高い冷却性、ロス低減の3点にフォーカスし開発された「BLUE COREエンジン」を国内モデルで初めて搭載した。

エンジンの高燃焼効率に貢献するのが、吸気バルブの作動を低中速側と6000回転以上の高速側で切り替えるVVA(可変バルブ)機構だ。トルク特性と燃費を向上し、高速域では心地よい加速感をもたらす。

さらに、オールアルミ製のダイアジルシリンダーを採用するなどし、優れた放熱性と軽量化を実現。スペース効率を追求しながらも冷却性が高く、小型ラジエターとクーリングファンをエンジン右側に、ウォーターポンプを左側にレイアウトし、コンパクトなボディながら広いフットスペースを確保している。

エンジン懸架をリンク式マウント方式とし、優れたねじり剛性を備えた新設計フレームは、乗り手の操作に対するダイレクト感と低振動化を達成。足まわりには専用開発の13インチタイヤを採用し、前後サスペンションはスポーティさと乗り心地を両立するセッティングを施した。

ブレーキは前後ともディスク式で、ABS(アンチロックブレーキシステム)を装備。ライディングポジションはコンパクトなボディながらも窮屈感がなく、ライダーの体格を問わない。

MAXシリーズを象徴するブーメランモチーフが醸し出すダイナミックな表情が特徴のフロントマスクは、MAXシリーズのアイコンであるデュアルヘッドライトから成り、ハイビーム時には中央ビームが追加されて3灯となる。テールには、帯状に光るLEDストップランプを採用した。

NMAXは、“Global Prestige City Commuter”をコンセプトに、ヨーロッパや日本で人気の『TMAX』や欧州向け『XMAX』など、MAXシリーズのスタイルと走りの良さを原付2種(125ccクラス)に展開。車体色は赤、白、マットグレー、黒の4つを設定し、税込み価格は34万200円となっている。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキ『エブリイ』ワゴンに試乗、商用車とどう違うのか…5月4日の過去記事
  2. 【スズキ ワゴンRスマイル 改良新型】誰が見ても可愛いといわれるように…開発責任者がそういう理由とは
  3. 初心者でもここまでできる! プロショップが提案するコスパ重視の音質アップ術[音を良くするコツをプロが指南]
  4. YURTの『シエンタ』用車中泊キットが大幅アップデート、生産体制見直しで8万円値下げも実現
  5. ホンダエンブレムに溶け込むスーパーワイドカメラ、データシステムが『WR-V』用キットを発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  2. AI家電を車内に搭載!? 日本導入予定の新型EV『PV5』が大胆なコンセプトカーに
  3. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  4. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  5. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
ランキングをもっと見る