インド自動車大手のタタモーターズは2月11日、2015年度(2014年4月-2015年3月)の10-12月期決算を明らかにした。
同社の発表によると、傘下のジャガー・ランドローバーを含めた売上高は、7225億6000万ルピー(約1兆1886億円)。前年同期の7021億2000万ルピーに対して、2.9%の増加。一方、10-12月期の純利益は、350億8000万ルピー(約577億円)。前年同期の358億1000万ルピーに対して、2%の減益となった。
減益となった要因は、傘下のジャガー・ランドローバーの中国市場での新車販売が、景気減速のために減少したため。
また、タタモーターズ単独の2015年度10-12月期決算は、売上高が前年同期比10.4%増の1000億1000万ルピー(約1645億円)。最終損益は、20億3000万ルピー(約33億円)の赤字。前年同期の20億1000万ルピーの赤字から、赤字幅が拡大した。
タタモーターズ単独の2015年度10-12月期の新車販売は、12万3295台。地元インドでの販売競争激化により、前年同期比は3.3%減と落ち込んでいる。