東京メトロ、小竹向原駅の連絡線工事が完成…有副線の遅れ改善へ

鉄道 企業動向
連絡線の工事前(上)と工事後(下)のイメージ。平面交差の解消によりダイヤが乱れた際の回復時間が短縮される。
連絡線の工事前(上)と工事後(下)のイメージ。平面交差の解消によりダイヤが乱れた際の回復時間が短縮される。 全 2 枚 拡大写真

東京地下鉄(東京メトロ)は2月12日、有楽町線の小竹向原駅(東京都練馬区)と千川駅(豊島区)を結ぶ連絡線のうち、和光市方面の連絡線が完成したと発表した。2月14日の初発から使用を開始する。

小竹向原駅は、東京メトロの有楽町線・副都心線と西武鉄道の西武有楽町線が接続している駅。和光市方面~新木場方面と和光市方面~渋谷方面、練馬方面~新木場方面、練馬方面~渋谷方面の4系統が乗り入れているが、小竹向原~千川間では有楽町線と副都心線の列車が平面で交差している部分があり、ダイヤが乱れた際は列車の輻輳が発生しやすく、遅れが拡大していた。

このため東京メトロは、小竹向原駅の1・4番線から千川駅の有楽町線1・2番線まで、副都心線の線路と平面交差しない連絡線の整備に着手。池袋方面への線路は2013年2月に完成し、和光市方面への連絡線も今年2月14日から使用を開始することになった。

東京メトロは連絡線設置工事の完成により「輸送障害等によりダイヤが乱れた際でもその影響を軽減し、定時運転へ復帰するまでの時間を短縮するなど安定輸送に寄与する効果があります」としている。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ゴツすぎる…だが、それでいい!」日産のハイパワーSUV『パトロールNISMO』発表に、日本導入にも期待の声
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. 新型ランチア『イプシロンHF』発表、280馬力EVで0-100km/hは加速5.6秒
  4. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  5. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る