【ボルボ V40 限定車 試乗 】走りもルックスも洗練度高し…島崎七生人
試乗記
輸入車

カーボンファイバールーフ、ドアミラーカバーを始め、グロッシーブラックのサイドの窓枠など、ひと目で「イカしたスポーティルック」なのが特徴。リヤに回ると凝ったデザインのルーフスポイラーや、2本のテールパイプ(グロッシーブラックが精悍!)が覗くバンパーまわりも専用だ。19インチのアルミホイールも専用の塗色だが、決しておどろおどろしくなく、大人のユーザーが乗りこなすのにもいい塩梅…そんなセンスのよさに好感をもった。
インテリアはボルボでは珍しいブラックのモノトーンでクール。挿し色のシートベルトの赤がアクセントになっている。しっとりとホールドしてくれるシートはいつものボルボ流だ。
ルックスも決まっているが、実はこのクルマのポイントは走り。最新パワートレインの2リットルターボの、非常にパワフルだが気持ちよく扱いやすい特性は魅力のひとつ。またハンドリングもスポーティだが決してコワばった感触ではないところがいい。総じて、ドイツ系ライバル車などと同等のパフォーマンスと洗練度を身に付けた高性能車…といったところだ。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★
島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。