【ボルボ V40 限定車 試乗 】走りもルックスも洗練度高し…島崎七生人

試乗記 輸入車
ボルボ V40 T5 R-デザイン カーボンエディション
ボルボ V40 T5 R-デザイン カーボンエディション 全 9 枚 拡大写真
「日本ではボルボ創立88周年を記念した」という限定モデル。“T5”と呼称される高性能2リットル4気筒ターボ(245ps/35.7kgm)+8速ATを搭載。「T5 R-デザイン」をベースに仕立てられたスペシャルモデルだ。

カーボンファイバールーフ、ドアミラーカバーを始め、グロッシーブラックのサイドの窓枠など、ひと目で「イカしたスポーティルック」なのが特徴。リヤに回ると凝ったデザインのルーフスポイラーや、2本のテールパイプ(グロッシーブラックが精悍!)が覗くバンパーまわりも専用だ。19インチのアルミホイールも専用の塗色だが、決しておどろおどろしくなく、大人のユーザーが乗りこなすのにもいい塩梅…そんなセンスのよさに好感をもった。

インテリアはボルボでは珍しいブラックのモノトーンでクール。挿し色のシートベルトの赤がアクセントになっている。しっとりとホールドしてくれるシートはいつものボルボ流だ。

ルックスも決まっているが、実はこのクルマのポイントは走り。最新パワートレインの2リットルターボの、非常にパワフルだが気持ちよく扱いやすい特性は魅力のひとつ。またハンドリングもスポーティだが決してコワばった感触ではないところがいい。総じて、ドイツ系ライバル車などと同等のパフォーマンスと洗練度を身に付けた高性能車…といったところだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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