【WRC 第2戦】セバスチャン・オジェ快勝、VWが2年越しの11連勝達成

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WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン
WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン 全 19 枚 拡大写真

2016年世界ラリー選手権(WRC)第2戦「ラリー・スウェーデン」が2月11日から14日に開催され、フォルクスワーゲン・モータースポーツのセバスチャン・オジェ選手が「ポロ R WRC」で優勝を飾った。

ラリー・スウェーデンは、WRC唯一のスノーイベント。昨今の暖冬のためにグラベル(非舗装路、砂利道)が露出する区間が多く、一時はラリーの開催が危ぶまれたが、複数のスペシャルステージ(SS:競技区間)をキャンセルするとともに、24時間体制で整備を行い、開催に漕ぎ着けた。これに伴い、SS距離は331.21kmから241.48kmに短縮された。

WRC第2戦は2月11日夕刻、カールスタット馬術競技場のセレモニアルスタートで正式に幕を開けた。デイ2のSS距離は、全体の約5割を占める118.36km。トリッキーな路面状況にもかかわらず、オジェ選手は26.9秒の大量リードを稼ぎ出し、優位に立った。デイ3では、夜間に降った新雪の除雪役となるハンディを負いながらも首位を堅持。ボーナスポイントの対象となるデイ4のパワーSSでトップを記録し、ディフェンディング・チャンピオンらしい走りでこのラリー3勝目、通算34勝目を獲得した。

ポロ R WRCは、2015年ポルトガル以来、負けなしの11連勝を達成。WRC記録は、フォルクスワーゲンが持つ12。タイ記録がかかる第3戦「ラリー・メキシコ」は、3月3日から6日に、メキシコ第5の都市レオンを中心に開催される。

《纐纈敏也@DAYS》

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