スズキのインド子会社、マルチスズキは2月3日、インドで開幕したデリーモーターショー(オートエキスポ)16において、『コンセプト バレーノRS』を初公開した。
同車は2015年10月、インドで発売された新型コンパクトカー、『バレーノ』のスポーティバージョンを示唆したコンセプトカー。「RS」の名前を冠した高性能グレードを提案する。
インド向けのバレーノは、1.2リットルガソリンエンジンと1.3リットルディーゼルエンジンを搭載。これに対して、コンセプト バレーノRSでは、「1.0 ブースタージェット」エンジンを積む。
1.0 ブースタージェットは、新開発の排気量1.0リットルの直噴ガソリンターボエンジン。現時点ではスペックは公表されていないが、欧州仕様の場合、最大出力110hp、最大トルク17.3kgmを引き出す。
内外装は、専用エアロパーツなどで、スポーティに演出。デリーモーターショーのプレスカンファレンスにおいて、マルチスズキは、「市販版の『バレーノRS』を、感謝祭の時期にインドで発売する」と、市販化を明言している。