JAL、中期経営計画ローリングプラン2016を策定…2016年度に営業利益率15.0%

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日本航空(JAL)グループは、「2012~2016年度JALグループ中期経営計画ローリングプラン2016」を発表した。

2012年2月に「2012~2016年度JALグループ中期経営計画」を発表した後、毎年度末に過年度の振り返り、中期経営計画期間内での経営目標達成のため、同計画の進捗状況や取り組み方針を再確認し、「ローリングプラン」として発表してきた。2016年度は同計画の最終年度となる。

「ローリングプラン2016」による経営目標の進捗では、JALグループ安全目標として、航空事故、重大インシデントともにゼロを追求しているが、2015年度に3件の重大インシデントが発生した。この事実を真摯に受け止め、原因究明、再発防止策を徹底する。

2016年度までに「顧客満足No.1」達成では、国際線への「JAL SKY SUITE」、国内線への「JAL SKY NEXT」導入を進めたほか、社員一人一人のヒューマンサービス向上により、顧客満足の向上に取り組んできた。

この結果、国際線での再利用意向率は3年連続で1位を達成したが、他者推奨意向率は2位に順位を落とした。国内線における再利用意向率は前年から順位を落とし5位となり、他者推奨意向率は前年同様の3位にとどまった。

2015年度の結果分析をふまえ、スピード感をもった商品サービスの改善に取り組むとしている。

財務基盤として「5年連続営業利益率10%以上、2016年度末自己資本比率50%以上」の達成目標では、2015年度は燃油サーチャージ引き下げなどにより売上高減少を見込む一方で、燃油市況下落の影響や費用削減などによって営業費用の減少を見込む。この結果、営業利益率15.3%、自己資本比率53.0%となる見通し。

2016年度は、持続的成長を実現するための安定的な人材確保の観点から、人件費を増加させる計画であることや、円安の継続による費用の増加、各種サービス強化のための投資する。

2016年度の業績見通しは売上高が1兆3430億円、営業利益が2010億円、経常利益が1930億円、当期純利益が1920億円を予想する。営業利益率15.0%、自己資本比率58.4%とする計画だが、前年度比では増収減益の計画となる見通し。

《レスポンス編集部》

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